すまいる^^

大好きな人との思い出

色のない色

目の前に見える景色は

クリスマスカラーばかり。

とても綺麗で

キラキラ輝いて見える。

あー、綺麗だなって

思うけど、

寂しさが頭をよぎり、

気づくとその輝きの奥深くに

色はない。

色があるのに、色がない。


気付くと

色のない世界に彷徨っているのです。


寒さが増すと

寂しさも増してしまいますね。

風が吹くと

私の覇気も吸い取って飛ばされて

しまっているような気がします。


生きている意味もわからないまま

何も変わらない毎日を過ごして

なんだかんだ今日も私は生きている。


今度の休みは、気分転換に

美容院にでも行こうかな。

からっぽ

彼がいなくなって約3ヶ月

街並みもあっという間にハロウィンから

クリスマス仕様になった。

なんででしょうか。

クリスマス仕様になった街並みを見ると

胸が苦しくなります。

幸せそうな家族やカップルを見て

いいなぁ。と思ってしまいます。

今年から一人か、、

これから一人で過ごすイベントごとが

増えるていくんだ、、


なんで私を一人にしたんだよ

一人だけ置いてかないでよ

もっと一緒にいたかったのに

なんで一人にしたの

いつ戻ってきてくれるの?

私が真顔でやめてよって言っても

懲りずに抱きしめてくれたのに

もう抱きしめてくれないの?

今なら私から抱きしめてあげるよ

私を一人にしたことも何もかも全部

今なら許してあげるから

はやく戻ってきてよ


まだまだ彼がいないことを

受け入れられなくて

また明日にでも

"ごめんごめん遅くなった"

って言って車で迎えに来てくれそうです。

でも現実では"いない"ってことも

頭の中では理解しているのですが、

気持ちが追いつかないのです。



かなりの心配性の彼に

変な心配をかけないように

自然と強がりの可愛くない女に

なっていた私。

実際はかなりの弱虫で寂しがり屋で

ネガティブです。

それも彼はわかってくれていましたが、

もっと甘え上手で可愛い女性でいたかったな。

でも、どんなに私が太っても、

美容院で髪型に失敗しても

白目むいて口開けてよだれ垂らして寝てても

どんな姿の私でも

かわいい!と言ってくれました。

本気で怒ってる顔もかわいい!って言って

もっと私を怒らせていた彼でした。


私のことをいつも第一に考えてくれて

優しくて、

こんなに私を想ってくれる人なんて

この人しかいない!

私はこの人と結婚をするんだ!

と、彼との将来しか考えていなかったので

彼がいなくなってからの日々は

この先の将来が不安で

どうやって一人で生きて行けばいいんだろう。

私はずっと一人になっちゃったんだ。

と心の中がからっぽになりました。


泣いても泣いても涙が止まらず

毎日が辛いです。

職場では変わらず明るく過ごしてます。

でも心の中はからっぽで泣いてて

本当は誰かに聞いて欲しい。

私のSOSに気付いて欲しい。

でも、気を遣わせたくはない。

迷惑をかけたくない。

矛盾だらけですね。

結局誰にも話せないのです。

伝えたかったこと。

彼がいなくなり、数日後に仕事へ行きました。

正直、行きたくありませんでした。

でも、家にいるより、

仕事で人と関わっていた方が

気が紛れるのも事実でした。



職場の上司を含め、数人にだけ事情を説明し、

葬儀まで毎日半休を頂いて面会に行っていた。

会いに行っても彼は動かないし

喋らなかったけど

毎日会いにいけて良かった。

毎日反応のない彼に語りかけた。

伝えられなかった私の気持ちを

沢山伝えました。

聞こえてると信じて沢山話しました。




彼は私と違って素直で、

「大好き」や、「結婚しようね」

とよく言ってくれていましたが、

私は、強がりで、照れもあり、

本当は嬉しいのに、素直になれず、

「はいはい〜」と、流してしまっていました。


だんだんと、"結婚したい!"という感情が

私の中でも大きくなっていっていたのに、

私は自分からはその気持ちを伝えることが

できませんでした。

ここ数年の私の誕生日は、

勝手にプロポーズの言葉を待っていました。

今年29になった私は、

"今年もプロポーズはなかった、、"

と、周囲に漏らし、肩を落としながらも、

"来年は30でキリもいいし、

きっとプロポーズは来年だ!"

そう思っていました。


職場の先輩にも

「自分からちょっとは言わないとダメだよ〜」

と言われ、

"近いうちに、ちゃんと言おう!

私の性格からして、

はっきりは言えないだろうけど、

結婚したい気持ちを匂わせないと!"

と思っていた矢先、

彼は突然いなくなってしまったのです。



動かない彼に、

言いたかったのに言えなかったこと、

恥ずかしがらずに沢山伝えました。


大好きなこと。

結婚して子どもも欲しかったこと。


素直になれなくてごめんね。

強がってばっかりでごめんね。

サバサバしてて、

可愛くない彼女でごめんね。

もっと甘えれば良かったな。


私のことを大切にしてくれてありがとう。

私が仕事で悩んでいたときも、

いつも1番の味方でいてくれてありがとう。



他にも沢山いろんなことを伝えました。


気のせいだとは思うけれど、

最初に面会した時よりも

少し口角が上がり、笑っていたように

私には見えました。

"聞こえてたかな?"

"普段こんなこと絶対言わない私だから

かなり喜んでるんだろうな!"

と私は思ったのです。


ご家族の方ともお会いし、

彼のお話を沢山しました。

皆さんとても優しくて、

暖かくて、時には面白くて、、

時にはみんなで涙して、、


彼はこんな素敵なご家族と一緒に

過ごせて、

幸せだっただろうな。

と改めて感じました。

この輪の中に、

なんで、彼はいないのだろう。。

そう思うと、辛くなり、

帰りの車で一人になった瞬間

彼がいないことによる孤独を感じて

泣きながら運転していました。


でもまた次の日、

面会に行ってご家族の方とお話しをすると

彼を近くに感じることができ、その間は

泣かずにいられるのですが、

一人になるとまた孤独感を感じて

永遠と泣いてしまうのです。


泣いても泣いても涙は枯れず、

今までに一体何リットルの涙を

流してきたのだろうか。


こんなにも辛くて、苦しくて、悲しくて、

寂しくて、息が詰まる毎日なのに

私は生きているのです。

生きていかなければならないのです。


彼のいない未来に、

私は一体何を期待して

生きていけばいいのでしょうか。

そんな時に、安室ちゃんの

「Just You and I」を聞いて

涙、涙、、の私でした。