すまいる^^

大好きな人との思い出

守護霊

去年の5月に、スクールバスに乗り込む学生が

無差別に刺されてしまう事件がありましたね。

こんなことをする人がいるんだ

と、かなりの衝撃と恐怖心があったことを

覚えています。

彼はもともと心配性だったので、

「何が起こるかわからないから気を付けてね」

と、口癖のように言っていました。


この事件を連日ニュースで

目にするようになった頃に突然、

ネックレスの入れ物のような箱を私に

渡してきました。


何かのプレゼントかな?

と期待しながら箱の蓋を開けると、

中には笛や、誰かに襲われてしまった時等に

対処できるような防犯グッズが

入っていました。

その防犯グッズは窓ガラスを割ることも

できるようで、災害等で車の中に

閉じ込められてしまったような時には

窓ガラスを割って脱出できるそうです。


正直、防犯グッズを見た瞬間

「・・・。」

言葉が出ませんでした。

期待していただけ、

なんだ、、防犯グッズか、、、

と内心思ってしまいました。


「最近危ないニュースばかりだからさ!」

と言っていた彼。

当時は煽り運転も含め

物騒なニュースばかりだったので、

彼が心配してくれているのも無理ないし、

私も防犯グッズは買おうと思っていたので、

期待していた気持ちをすぐにリセットして

素直に「ありがとう!

これがあれば何があっても大丈夫だ!!」

とお礼をいいました。


自分で言うのも何ですが

彼は本当に私を大切にしてくれていました。

私の身に危険なことが起きないか

常に心配してくれていました。


私はボーッとしてることが多く

人にぶつかりそうになったり

車が私の近くを通りそうになった時等は

彼が腕を引っ張って危なくないように

してくれて

「ちゃんと前見ろよなー」

としっかり叱ってくれました。


彼は私を常に守ってくれていた。

でも、私は彼を守ることが出来なかった。




彼から貰った防犯グッズは

今でも車の中に常時置いてあります。

(車移動が多いので…)

この防犯グッズを見る度に

"彼が守護霊として私を守ってくれている"

と思うようになりました。

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